中国習慣にならいたいと思うこと
昨日先生が帰った。
風邪を引いているようで、とても具合が悪そうだった。
彼女がやってきた本当の理由は、私に土産を渡すためだった。
私が日本に帰るというのを知っていたようでわざわざ大雨の中、土産を買いに行き、片道最低3時間はかかる我が家まで遊びに来てくれたのだ。
もしかしたら、買い物で雨にあたりその後、冷房の効いた電車に乗って冷えたのが風邪の原因かもしれない。
頂いたのは中国茶。甘い飲み物が苦手なので、私は彼女の家でずっと中国茶を飲んでいた。それを覚えていてくれて、ちゃんと大好きな鉄観音茶と茉莉花茶を買ってきてくれたのだ。
彼女は帰る時間が近づくと、「いつ帰るのか?」「道中が安全であるように。」「戻ったらまた遊ぼう。」とかを筆談で交わした。
本当に最後の最後で、家族の土産にとお茶を渡された。
何だかとっても気持ちが嬉しくて感動した。
中国では家族をとっても大切にすると以前から感じていた。
そして、友達の家族も全部大切にする。
お世話になった人への恩はずっと忘れず、自分の出来る限りの礼をつくす。
慣れない時は、ちょっと重たいかもと思った習慣だけれど、人を思いやる気持ちの大きさを素直に受け止められるようになると、とても素敵な習慣だと思える。
今までもたくさんの恩をこの中国で受けてきた。
今度戻ってきたときは、少しでも礼をつくせるようになりたいと思った。