深セン地下鉄のお気に入り
深センの駅前は開発が目まぐるしく、行くたびに景色が変わっている。
列車の駅構内も切符売り場や待合所がコロコロ変わるので、中国語のわからない私にとっては難解な場所のひとつになっている。
地下鉄は去年の12月28日に開通したばかりだから新しい。
まだみんな慣れていないようで、チケット売り場はいつも混んでいる。
広州の地下鉄も同じだが、タッチパネル式の販売機と悪戦苦闘している人が大半で、とっても時間がかかる。
深セン駅ではこれに加え、販売機での紙幣が今もなお使用禁止になったままで、一元コインしか受け付けない。
紙幣を持って並んでいた人も、自分の番になってやっとそのことに気が付く。
そしてわざわざ窓口まで行き、両替してもらいまた並ぶ。
販売機の近くには係員が「紙幣は使えない。」と連呼しているらしいのだが、タッチパネルの使い方の質問も多いので、その声を聞いていない人が大半。
やっとチケット購入。チケットはコイン。あとICカードもあるらしい。
ゲートの反応も遅い。「イ~チ、ニー。」くらいのタイミング。
歩きながらスッーとは通れない。
ピカピカのホームには、転倒防止用のドアが付いていて安心。
ちゃんと分別ゴミ箱が設置されているからか、構内もとってもキレイ。
1・2・3が分別口。
見えにくいが、○印にペダルがあり、手も汚さず蓋が開く。
ステンレスのイスが滑りやすいので、油断すると隣の人と仲良くお尻合いになってしまうハプニングもある。
そして私のお気に入りはこれ↓
ホームに設置されてあるイスです。オシャレでしょう?
他にもいろいろな形をしたイスが設置されているが、私はこのキーボタン型のイスが一番センスを感じる。この文字を選んだ理由も気になってしかたがない。
イスは私の知っている限り、全部石で出来ているのでちょっと冷たいんだけど、なぜかみんな仲良く背中合わせで座っていて、背中は微妙に温もりを感じる。
いつもは順番割り込み大好きな人たちが、ひとつのイスを譲り合い二人で座っている姿がとても微笑ましく思えるのは、私だけでしょうかね。
味千ラーメン恐るべし
2時間前に飲茶を食べたばかりだというのに、急に立ち止まり
俺 「君こっちで、日本のラーメン食べたこと無いでしょう?」
私 「無いけど、食べたいと思ったこともないよ。」
俺 「ここは、結構食べられる。」
私 「へぇ~、でも美味しいわけでは、無いんだね?」
俺 「他の日本食よりはいいよ。」
私 「・・・。もしかして、お腹すいたの?」
俺 「寿司とかもあるよ。」
私 「さっき、飲茶一杯食べたけど!!」
俺 「疲れてない?」
私 「大丈夫。」
俺 「入ってみる?」
私 「・・・。隣にマックあるよ。」
俺 すでに店内に入っていた…
ハッキリ「お腹空いた。」って言えばいいのに、どうしても私を主体にしてラーメンを食べたかったらしい。
ここの味千ラーメンは九州本場って書いてあったけど、本当に九州にも本店とかあるのかな?深センだけで10店舗もあるみたい。
私は、本当にお腹が空いていないと言いながら、メニューを隅々まで見て
☆ 九州ラーメンなので、もちろんトンコツスープ 。
☆ 腹持ちの良いように、麺は太めで自己主張強く。
☆ わかめはアルデンテ状態で、歯ごたえしっかり。
☆ さすが九州ラーメンを名乗るだけある、高菜色のキムチ。
俺が言っていた通り、ちゃんと食べられました。
16元(約210円)という値段は微妙ですが・・・。
俺がセレクトしたのは奥に写っている、ネギラーメンとスイカ100%ジュース。
お腹は十分満足したようです。
実はここの味千ラーメン、俺が香港に密入国した際に、食べた唯一の食材だったらしく、その思い出話も聞きながらのひとときとなりました。
そして、店内を後にする時、他人のテーブル上で発見したもの。
∠( ゚д゚)/ 「え」 【黄色い鯖の握り寿司】 (°◇°;) ゲッ
俺 「あれ、何?」
私 ジッーと見つめ、「皮はサバ。」
俺 「何で、黄色いの?」
私 「えっ~?私に聞かれても。」
俺 「サバって身が黄色いのもあるの?」
私 「無いと思うけど・・・。」
俺 「あっ、醤油つけないで食べたよ!」
私 「・・・・・。本当だね・・・。」
俺 「こんな所で寿司食べても美味しくないのにね!」
私 さっき、あなたも私に「寿司もあるよ!」って言っていたのよ~
ドバーッ(┬┬_┬┬)滝のような涙
身の危険を感じるもの
中国で道を歩くとき、ポッ~と歩いていては危険が一杯。
大都会では違うのかもしれないけど、ここ広東省では、広州でも深センでも、歩道をバイクは走る。
ありえないくらい荷物を積んだ、自転車も通る。
私はまだ体験していないけど、スリも結構いるらしい。
車道も、渡るのが大変なくらい車がいるし、私の住んでいる田舎では、赤信号でも車は止まらない。運転手にとって、「赤信号は気をつけて渡れ!」日本でいえば、黄色の点滅位にしか感じていないようだ。
もちろん、逆走もする。だから、左右よく確認しなければ、道路は渡れない。
でも最近、もっと恐怖を感じる存在を発見!!
いたる所にカサ。
どんな人込みでもカサ。
このカサ。不意に角度変えます。右手から左手に持ち替えたりします。それも周りの状況気にしません。
子どもの目線で、手持ちタバコの危険性を訴えたJTのCMを思い出す。
まさに、その状態。
カサに、いつ襲われてもおかしくないという不安を覚えた。
俺 「意味ないよね~。」
私 「日焼け防止でしょう?」
俺 「だってキレイな人、一人もいないよ。」
私 「・・・。だから、細心の注意しているんじゃない?」
俺 「これ以上、ブスにならないために?」
私 「・・・。きっと・・・。」
私 「私もカサさしたほうが、いいよね・・・。」
俺 「・・・遅くない?」
本当に怖いものは俺の観察力かもしれない・・・。
ありがとう!
昨日偶然 『瞳を閉じて考えて…』 という記事を読んだ。
4月12日に書かれたこの記事は、大きな署名活動を行い、とっても嬉しい結果を出した。 きっと知っている人も多いだろうが、知らない人がいたら、ぜひ知っていてもらいたく、こうして書いてみる。
この署名活動のきっかけとなった一人、 かぶり俺でGodhandな「俺」のブログ の管理人と同じく、私の母も目が見えない。それも同じ病気で…
私は母さんの性格が嫌いだった。
誰にも甘えず、頼らず、一人で悩み、内にこもってしまうところ。
でも、器用な人ではないので絶対にそれがバレル。
そんな母さんがいつからか変わった。
そして、私が2月に帰国した際には、大きく前進した。
きっと離れて暮らす娘に心配させないよう、随分気も使っての前進だったと思う。無理やり私に押し付けられた取り組みも、多大にあったに違いない。
その前進のひとつにパソコンがあった。 60歳を過ぎている、もともと機械音痴の母さんにパソコン… まして目が見えない…
私が中国に行ったときには、絶対に日本とチャットしようと思っていた。父さんに興味を持ってもらおうといろいろ試みたが、ゲーム止まりだった。そして、「PCは持っていっていい。」との私の目論み撃沈発言。
この時も「私が見えたら絶対にするのに!」と出来ないこと探しの母さんだったから、自分でPCにチャレンジするようになるなんて、思っていなかっただろう。
中国に来てからは、日常を体験記にまとめ、親戚にメールし、それを誰かが読んでくれていた。そして時々の電話…
ネットさえ繋げていれば、毎日でも話が出来るのに… それも無料で…
私は映像だって見られるのに…
見えなくなっても出来ること。
離れていても出来ること。
私は多分俺と結婚を決めたときから、このことをよく考えるようになった。役所の態度の悪さに何度も腹を立てながら、いろいろな手続きもした。
でも、「見えなくなっても出来ること。」は、見えている私にとっては想像がつかなかった。瞳を閉じてみても不安なだけで、悲しみしか浮かんでこなかった。母さんの気持ちが、少しわかったかもしれないだけだった。
障害者情報バリアフリー化支援事業 という制度を知った。
母さんがいろいろな出会いの中で、とっても前向きになっている時期だった。
父さんが「パソコンでもやるかな~。」と大蔵省のタイミングもバッチリ重なった。
支援費を利用するにあたって、年度末という面倒なことだけがネックとなり、とりあえずPCを購入。盲人協会が主催するパソコン教室を見学。チャットが出来ればいいと思っていただけなのに、メールを打ちたいという目標に向かい、母さんの前進が始まった。
私が中国に帰ってきてから、あんなに教えたのに、ネットに繋ぐことの出来ない父さん。70歳手前にして始めたPCだから、私がもっと簡単に出来るよう設定出来れば良かったのだけれど、私も機械にそれほど強くは無く…。私自身の次回帰国時の課題も山積み。
先日の電話で、母さんから「タ行まで覚えた。」との報告。今も家事をすべてこなす母さんの指は傷だらけ。指先は、とても硬くなっている。その指で、ブラインドタッチに必要な、キーボード上の小さな突起(FとJ)を確認は出来ない。工夫して使っているが、私が教えていたときは、キーをひとつひとつ捕らえることも出来なかった状態だったのに… 凄い進歩。
母さんに触発され、私も導入ソフト選びの資料集めをしていた。
そこで偶然『瞳を閉じて考えて…』 という記事にたどり着いた。すでに一週間という時が経ち、署名運動は終わっていた。コメント署名745。TB85。現在もコメントが耐えていないようだ。
自分のことのように嬉しくて、TBの記事を見て回った。 かぶり俺でGodhandな「俺」のブログと便利なソフト 熊さんのブログをコメントまで全部読んだ。
いろいろな想いが交錯して、一杯考えた。
モネさん 真似て、あくまで母さんに読みやすくテイストも変えた。
そして、出来ることを奪わずにいてくれたアメブロと、それを支援してくれたみんなにお礼が言いたくて、これを書いた。「本当にありがとう!」
手を繋ぐということ、久しぶりに感じました。
想いが大きくなりすぎて、長々と書いてしまいましたが、読んでくれた方がいたら、またまた、「ありがとう。」
* * * * * * * * * *
☆最後に中国ネタ☆
ここでも嬉しいニュースが!!今日本でも大々的に報道され、中国では全然報道されていない反日問題で「日中争えば互いに傷」・新華社が論評を出したそうだ。
そして、ここ東莞ではスーパーでライチを発見!待ちに待った生ライチの季節到来と手にとってみると、無数のショウジョウバエが飛んだ。思わず叫びそうになったが、ハエさんもライチ季節を待っていたのだと、そっと?手を離し声も飲み込んだ。今度は絶対に買うぞ~!
やっと見つけた!
私が一番好きな果物は 『文旦』 渋いでしょう?
文旦って聞いただけで、パッとわかる人いるのかな?
知らない人の方が多いかも。
『文旦』 … 高知県の特産品。もともと南方系の柑橘類でザボンも仲間。グレープフルーツを大きくしたような感じだけれど、酸味も水分も少ない。果実は粒のひとつひとつがしっかりしていて、サクサクした食感が特徴。
他の柑橘類に比べると、甘みも酸味の少ないから、ちょっと物足りないと感じる人も多いかもしてないけど、甘過ぎず、酸っぱ過ぎない微妙な味が美味しかったりする。サクサクする独特の食感もたまらない。
この文旦によく似た果物が中国には存在した。(もしかして同じ?)
広東省は南だから、こちら側で生産されているのかもしれない。
日本では高いし、一年で数個しか食べられなかったから、去年こちらに来て見つけたときは嬉しくて買い物行くたびに買って食べていた。
どんな小さなスーパーでも山盛りに積んであったから、こちらでは大人気の果物だと思う。
最近他の果物に目移りしている間に、見なくなったな~と思い探していたら、やっと見つけました!
日本の柚子を想像してしまうので、大きさ比較にタバコと一緒に撮影。
(東京地域限定のタバコです。)
十分大きいですが、これでも、小ぶりな方です。
でも今回は、指から血出ませんでした。(学習しています。)
久しぶりの食感に一気に食べてしまいましたが、ちょっと味薄かったです。見つからなかった原因は旬が過ぎていたからのようで、この柚子も売れ残りか、ウラナリの物だったみたい。ちょっと前まで、山積みされていたワゴンはスイカに占領されていました。
半年後にまた美味しい柚子を堪能します。
広東省にてで紹介されていた、『油桃』
多分同じものだと思うのだけれど、購入したは 『水密桃』の表示。
ちょっと名前が水と油で、微妙なんだけれど、味は紹介されていたのと同じ、すももみたいなさっぱりした甘さだった。まだ、熟していない感じでちょっと酸っぱく、コリコリしてたけど…
スーパーの表示間違いか?それとも別果物なのか?
まだまだ、これからって旬って感じの果物だったので、他の店でも探してみようと思った一品でした。
中国で『のり』って?
中国でも日本の食材は簡単に手に入ります。でも割高です。
私の住んでいる、田舎のスーパーで比較的値段が安く買えるのが『のり』です。
大きなサイズも売っているのですが、私が買うのは一回分の小分けパック。
味付けのりです。ちょっぴり辛いのを期待して、『辣味』を買うのですが全然辛くありません。
日本ではのりって昆布とかわかめとかの乾物コーナーにあるけど、中国では違います。
お菓子コーナーに並んでいます。
初めは???って思ったけど、中国ではお弁当の習慣とか薄いみたいだし、もちろんオニギリなんて食べないだろうから、のりもオヤツ感覚なのかな?確かに、そのまま食べても美味しいし、ナッツの隣にあったりすると、酒のつまみにも合うよなーとか思ってしまった。
たくさん種類があるので、いつも一袋ずつ買います。
写真にカーソルを合わせると、今回買ったのりの味の評価が表示されます。
どちらかが、ハズレの味です。(湿気っていました。)
↓こっちを買うと思うほうから、カーソルを合わせて下さい。↓
どうでしたか?本日の小さな運試しでした。(笑)
*日本語表示もされていますが、中には韓国の乾燥剤が入っています。そして売っているのは中国なんだから、国際的なのりたちです。
お釣りにキャンディー貰っちゃった!
スーパーで買い物し、おつりが7角だった。
手渡されたのは ↓
ボロボロ・クシャクシャのの5角札一枚と、キャンディー2個。
お釣りにキャンディーを貰ったのは初めてではないので驚きませんでした。というより、中国で初めてお釣りをキャンディーで貰ったときは、「中国も粋なことするな~。」と思ったくらい好印象でした。欧米チックでしょう?
それに、これはいくら?としわを伸ばし、広げるまでわからないような、5角札よりは嬉しかったりする。
前に違うスーパーでお釣りで貰ったキャンディーが、高麗人参キャンディーで期待していなかったのに、以外に美味しかったから、キャンディー貰うと嬉しい。
このキャンディーもチェルシーみたいで美味しかったです。売っているのかな?以外に売ってないのに、釣りで配ったりするから、スーパーの戦略もあまいと思ってしまう。美味しかったら、リピート客見込めるのに。
それとも賞味期限切れ?
アバウト おおらかな中国の人が、そんな細かいこと気にしてないだろうな~。
CENTURY CLUB
住んでいる団地内には、『CENTURY CLUB』という建物がある。
去年一度見学したのだが、無意味に広い一階ホールには、薄暗い明かりしか点いていなくて、受付で見学させて欲しいと申し出たところ、とっても面倒くさそうに、2階を案内してくれた。
2階には、ビリヤード・卓球・マシンの部屋があった。どの部屋も厳重に鍵がかかっていて、ほとんど使用していない様子。表示版にはプールともあったので、尋ねてみたが来年出来るとの答えだった。
薄暗く、陰気な雰囲気だったので利用しようとは思わず半年ほど経っていた。
昨日、とっても長い夕寝から起きた俺に
「退屈だー!」と投げかけてみた。
「遊びに行きたい~!」とも言ってみた。
すると・・・・
「出かけるよ。」と意外な反応。
革靴を履こうとすると、「歩くよ。」と言われ、どこに行くのかワクワクしながら、スニーカーに履き替えて出発。
いつもと違う方向に歩き出す俺の後をついていくと
『CENTURY CLUB』に入って行った。
ビリヤード。しかも初スヌーカー。
噂には聞いていたが、台がデカイ!普通の1.5倍らしい。(長さ)
最近TVでスヌーズの試合をやっていたのでルールは大体わかっていたが、なにせ日本でもビリヤードを数回しかやったことのない初心者の私…
ただでさえ台がデカイ!面積は普通のビリヤード台の2倍もあるらしく…
ポケットは、普通球2個分あるらしいところ、1.5個分しかないとか…
しかも、角といわれる受けの部分がほとんど存在しないので、少しでもズレるとはじき出てくるらしい…
さらに、球が0.9ほど小さいらしいときたもんだ…
基礎がなっていなので、キューの持ち方から教わったのですが、何度言われても自己流は直らず…
果たして何個ポケットできたのやら…
点数制のこのゲーム。私の得た点数のほとんどが俺のファールによるものだった。
一時間 20元。2ゲームを2時間かけて遊んできました。